HOME › 2023年06月12日

スピードはつけるものではなく、引き出すもの

空手という武道というか、競技をやっていると、

スピードというものに翻弄させられます。

空手、全空連ルールでの空手の試合を見ていると、

テクニックやパワーなど大切な要素はあるものの、

スピードで圧倒されれば、試合に勝つことは非常に難しくなります。

今の道場に移ってきて、最初に受け持った子たちには、

速さは、丁寧な動作の先にあるもので、

丁寧な動作を心がけていれば、必ず速くなっていくよと教えました。

このことに対しては、今も指導のベースとして大切にしていますが、

個々の体を動かすことに対しての優劣によって、

早くに身につけられる子と、時間がかなりかかってしまう子と差が出ます。

時間がかかってでも丁寧な基本を覚えた子は、結果上手くなっていくのですが、

人間というものは飽きっぽいもので、成長が感じられなくなると、

ドロップアウトしまうことのほうが多いように思います。

子供たちには、みんなは人間である以上、必然的にスピードを出す能力は、

備わっていて、ただそれが発揮できるかどうかは、自分の思いではなく、

脳が総括的にOK!を出すか出さないかにかかっていると教えています。

自然界の動物がスピードトレーニングするわけもなく、

元々備わっている能力を引き出すだけのことで、

もし、引き出せなかった場合は死に直面するという運命が待っているのです。

我々トレーナーは、そんな能力を引き出してやれるカリキュラムを組み、

日々、観察を怠らないように助言していくことが大切なんですね。

自分の師範は、焦らず、急がず、弛まず稽古しなさいと説いてくれました。

試合に勝とうが負けようが、子供たちの成長を肌で感じて、

共感できるような稽古の環境と道場つくりをしたいです。

   高山市空手道スポーツ少年団 清見B&G教室

     指導員 釜屋隆司  JSPO公認空手道コーチ
               全日本空手道連盟公認四段
               岐阜県スポーツ少年団指導委員
               高山市スポーツ少年団理事長
               スタートコーチ・インストラクター

     携帯:090-2130-5458




空手を教えるんじゃなくて、空手で教える

高山市空手道スポーツ少年団

     清見B&G教室


幼児からシニアまで、楽しんで空手道に触れてほしいです。

そんでもって、大会に出て試合するのもよし、

体力増加・健康増進に励むのもよし、それぞれのスタイルで!

毎週末(土・日)、清見町のB&Gで稽古しています。

よかったら覗いてみてくださいね。

問い合わせ先:090-2130-5458(指導員:釜屋)

(稽古時間は、毎月の予定表で確認してください)


高山市空手道スポーツ少年団清見B&G教室の7RULES

 
 1 稽古は週末のみ

 2 稽古はなるべく朝にやる

 3 稽古の前には、大きな声で本気の朝礼

 4 アクティブ・チャイルド・プログラムで愉しい稽古

 5 精神・身体操作を稽古の核とする

 6 学業優先 ~剛を好みて学を好まざれば、其の蔽や狂~

 7 怪我はさせない ~怪我は指導者の恥~


高山市空手道スポーツ少年団清見B&G教室の稽古の柱

 1 目標意識
    
    社会に通用する人材になる
    そのゴールに向かって、日々目標を立てて、クリアしていく

 2 躾

    挨拶や返事、マナーの徹底
    社会に出て、絶対役に立ち、必ず求められてくる
    自分の声で道場の士気を上げるのだという意識を持つ

 3 帰属意識

    道場がみんなにとって居心地のいい場所でありたい
    そのため、「稽古は愉快に!」が基本