HOME › 2020年12月20日

寒稽古とは

ここの所寒さが一段と厳しくなり、道場の床も冷たくなってきました。

そんな中でも、子どもたちは、寒みー、寒みーと

譫言のようなことを言いつつも、元気に走り回っています。

最近の冬の稽古は、インナーもOK、ウインドブレーカーもOK、

靴下もOK、ルームシューズもOK、ただし暖房はつけません、

そんなスタイルで冬の稽古を行っています。



自分は、昭和スタイルの道場からのたたき上げですので、

如何な寒い冬でも、道着一枚に裸足、そんなんで育ってきましたが、

時代の変化とともに、ただ我慢させるだけの

エビデンスのない根性論を振りかざしての稽古などは成り立たなくなってきました。

道場開設しての2年目までは、板の間で道着一枚に裸足、女子は薄いシャツOK、

そんなんで稽古してきましたが、あまりにも寒いので、

3年目から、高山市から競技用マットを用意してもらい、素足で稽古していました。

4年目になり、全中選抜の岐阜県代表選手が出て、

冬場もがっつり稽古しないといけないため、暖房をつけてみるも、

まったく暖まらず、帰りがけにようやく暖かくなってくる始末、

仕方がないので、靴下をはいて稽古してみることにしました。

もうこうなってくると、道着一枚に裸足などという時代を知っている子供は少なくなり、

今の緩~い冬の稽古でも、寒みー、寒みーと甘ちゃんみたいなことを言っています。

でも、子どもたちが稽古することを嫌いになってしまっては、

何のための指導かわからなくなると考え、今のスタイルでやっていこうと思うのです。

武道の寒稽古というものは、冬山に登る登山者の心境に通ずるものがあります。

己の体を極限までに追い込むことで、命とは何なのか考えざるを得なくなり、

人とはどう生きるべきかという哲学を体感することになるのです。

自分は、寒稽古を通じて、子どもたちを無理のない程度まで追いつめ、

各々に考えさせる、そんな稽古を行いと考えています。

寒ければ寒いなり、暑ければ暑いなり、それが空手の稽古なのです。

  高山市空手道スポーツ少年団 清見B&G教室

     指導員 釜屋隆司

     携帯:090-2123-5458




空手を教えるんじゃなくて、空手で教える

高山市空手道スポーツ少年団

     清見B&G教室


幼児からシニアまで、楽しんで空手道に触れてほしいです。

そんでもって、大会に出て試合するのもよし、

体力増加・健康増進に励むのもよし、それぞれのスタイルで!

毎週末(土・日)、清見町のB&Gで稽古しています。

よかったら覗いてみてくださいね。

問い合わせ先:090-2130-5458(指導員:釜屋)

(稽古時間は、毎月の予定表で確認してください)


高山市空手道スポーツ少年団清見B&G教室の7RULES

 
 1 稽古は週2回

 2 稽古はなるべく昼間(午前)にやる

 3 稽古の前には、本気の朝礼

 4 準備運動・ストレッチなし ~動きのフィジカルトレーニング~

 5 遊び(ACP)を稽古に取り入れる

 6 学業優先 ~剛を好みて学を好まざれば、其の蔽や狂~

 7 怪我はさせない ~怪我は指導者の恥~